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【夏休み2012】 地方非電化ローカル私鉄をゆく~その3~

2013.02.07.Thu.00:48

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前回、前々回と続く非電化ローカル私鉄訪問記の第3弾です。

今回は2012年9月2日に訪問した片上鉄道保存会の様子をお届けします。
片上鉄道保存会とは、1991年に廃線となった同和鉱業片上鉄道の車両・施設を引き継いで旧吉ヶ原駅を中心に保存活動を行っている団体です。毎月第1日曜日には保存車両の展示運転を実施しており、一般乗車も可能となっています。昨年の夏にKKRさんが訪れて非常に良かったということでしたので、この機会に訪問してみることにしたのです。

片上鉄道保存会までのアクセスは公式ホームページに詳しく掲載されています。基本的には公共交通機関利用の場合、岡山駅からバスを乗り継ぐのが最も素直な行き方のようです(といっても日に数本しかないバスを乗り継いで行くことになるのですが)。片上鉄道に沿う形で路線バスも運行されているようですが、休日は全便運休であったり途中までしか行けないという状況ですので難しいかと思います。路線バスですら経営が厳しいということなんでしょうか…

というわけで管理人は岡山で一泊し、翌日の朝から1日かけて片上鉄道を堪能し、再び岡山駅に戻ってくる、という行程にしました。


さて岡山駅のバスターミナルからバスを2本乗り継いで、最終的に片上鉄道保存会のある旧吉ヶ原駅を目指します。まずは、岡山駅のバスターミナルから津山線の林野駅へ向かう宇野バスに乗車し、途中の高下バス停で下車します。バスを待っている間に行き交っていた岡電バスの「すみませんが回送中です」表示の謙虚さが非常に印象的でした。

高下バス停までは1時間以上の長時間乗車です。数人の乗客を乗せて岡山の中心街を出発。バスの車窓はほどなくして郊外の様相を呈してきました。途中、所々で乗客が入れ替わりますが、全体的に人数はあまり変わっていないようです。

目的の高下バス停では管理人を含めて4人ほどが下車しました。ここからは中鉄北部バスに乗り換えるのですが、両社のバス停は少し離れた位置にあります。先ほどのバス停で降りた同業者らしき人の後をついて行ってみると、中鉄北部バスの高下バス停がありました。


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バスロータリーの周りは住居もまばらで長閑な風景が広がっており、ここを起点とするバスがあるのだろうかと思うほどです。時刻表を見ると土休日は運休が多く、1日3本しかないようです。

しばらくしてやって来たバスに乗りこみ、10分ほど乗ったところでようやく吉ケ原駅前バス停に到着しました(途中に「どんどん」っていうバス停があったけれど、あれは何なんだろう…)。


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吉ヶ原駅は現役当時の佇まいを今に伝えています。駅入口付近の上に細長く突き出た屋根が印象的です。片上鉄道にはこのようなデザインをした駅舎が幾つか見られたようです。

保存会の展示運転は10:00から開始ということでしたが、すでに車両の方は準備ができているようで、気動車のアイドリング音が聞こえてきます。その傍らに留置されているDD13を撮影します。


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片上鉄道にはDD13が5両在籍していましたが、写真の551号機も含め、国鉄の譲渡車ではなく全て片上鉄道が新製した機関車となっています。国鉄の車両と異なり、勾配区間で長大編成の貨車を牽引するために機関を中心に仕様が変更されています。

片上鉄道保存会周辺は柵原鉱山資料館として整備されており、資料館の脇には貨車が数両留置されていました。(ちょっと白飛びしちゃってますね…)。


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柵原鉱山資料館


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ワラ


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トラ+トム?


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こちらはキハ702です。片上鉄道には国鉄キハ07を譲受したキハ700形が3両在籍していましたが、最後まで残ったのはこのキハ702のみとなっています。2012年5月頃から塗り替えの都合で黄色一色になっています(JR西日本の単色化の影響を受けたわけではないようですww)


駅に戻ると、窓口では展示運転乗車に必要な一日会員証の販売が始まっていたので購入。駅構内に入ります。

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日陰のベンチには、2代目駅長猫ことホトフの姿がありました。

また通い慣れた様子のファンが保存会の方々と言葉を交わす姿も見受けられ、全体的にほのぼのとしています。


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駅のはずれに停まっていたこちらの車両はキハ312です。国鉄キハ04に似た外観をしていますが、こちらは片上鉄道の新造車となっています。乗降扉付近の長い裾や前面の2枚窓など、キハ04と比べて洗練されたデザインとなっています。


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室内の写真はこちら。この車両はセミクロスシートとなっています。当時の日本人の体格を反映しているのか、背ずりが短いのが目につきます。ふと鉄道博物館に保存されている筑波鉄道のキハ04を思い出しました。博物館入り級の車両がこうして元気に動くって凄いですよね。

展示運転は、12時台の休憩を除き10:00~15:00まで30分間隔で行われています。列車は基本的に吉ヶ原駅を発車後、方面に300mほど進み、再び駅に戻ってきます。1列車は大体この区間を2往復します。

展示運転として待機していたのはこちらのキハ303です。


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キハ303はもと国鉄キハ04です。片上鉄道入線後にライトの移設や機関の更新などが行われています。因みにキハ312、キハ303ともに床下排気となっています。


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室内の写真はこちら。この車両はロングシートとなっています。

キハ303の車内に乗り込んで待機していると、車掌の笛を合図に車両が動き始めました。距離が短い故に低速運転ではありますが、この速度が心地よく「昭和時代にタイムスリップした」という世界観をより引き立てているように感じました。

11:00からは鉱山資料館側にキハ312を増結した2両編成での運行となりました。連結作業の様子を多くのファンがカメラを片手に見守っていました。


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連結面はこんな感じです。間隔が結構広いのに驚きました。

展示列車に乗って往復しているうちに、午前中の運行が終了しました。外にいると非常に暑い(9月ですが残暑真っ只中です)ので、ホーム脇に保存されている客車の中で避暑することにします。


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ホハフ2003


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オハ35 1227


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ホハフ2004

駅構内は、この日突如出没した焼きそば屋台や弁当販売のほか、地元の子供たちの姿も見え非常に賑やかでした。現在は合理化されて無人となった地方の駅も、かつては駅舎が人々の交流を担っていた、という話を何度か聞いたことはありましたが、その言葉を体現するとこういうことなんだろうな、という光景でした。

午後はせっかく2連が走っているので、この様子を沿線で撮影することにします。側にある田んぼと林を風景にして写真を撮ってみます。


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まずは、側面がちに撮影。背景の緑と車体の赤が良いコントラストになっています。これが21世紀の光景とは到底思えません。

強いて言えば後ろの車が気になりますが、こればかりはどうしようもない…


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続いてもう少し線路に寄ったところで撮影。このあたりから雲行きが怪しくなってきます。この写真を撮った後、キハ303が切り離され、キハ312の単行運転になります。

キハ312の単行を撮影・乗車しているうちに、最後の展示運転となりました。車内では、保存会の方が徹夜で保線作業をしたという会話が聞こえ、保存会の方々の並々ならぬ努力によって支えられていることを改めて認識しました。

展示運転が終了すると日中の賑やかさは静まり、保存会の方々と常連客?のみとなりました。KKRさんから聞いたところによると、展示運転後に車両の入換えをやるかもしれないとのことだったので、帰りのバスの時間になるまで駅構内で様子を見ることに。

すると、日中からアイドリングしていたDD13が動き出しキハ702を牽引、入換が始まりました。キハ702はキハ303の停まっている留置線まで回送されていきました。

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これらの入換えを見ているうちに帰りのバスの到着時刻になったので、本日はこれにて引き上げることになりました。バス利用でもう少し長くいたい場合には、宇野バスを岡山駅方面ではなく、林野駅方面に抜けるとよさそうです。

高下バス停までのバス乗車中に夕立のような雨が降り、空を見ると二重の虹が架かっていました。

今回は丸一日、片上鉄道保存会にいたわけですがとても充実した一日になりました。管理人は行きませんでしたが隣接されている鉱山資料館と併せてぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

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今まで、ブログページに直接記事を打ち込んでいました。しかし何か思うように書けないと思い、今回の記事はwordに入力したものをブログページにコピペし、そこに写真を追加して作成してみました。Wordを介することで、思うように色々なことが書けた反面、記事の文字が大変多くなることになることが判明(画像を入れたらそんなに変わらないか?)。色々と試行錯誤してみます。

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