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【夏休み2012】 地方非電化ローカル私鉄をゆく~その2~

2013.01.19.Sat.22:38

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更新頻度が低下している今日この頃です。寒気が身にしみるこの時期ではありますが、引き続き夏休みに訪問した非電化ローカル私鉄の記事をお届けしようと思います。

今回は、2012年8月31日に訪問した樽見鉄道についてです。
樽見鉄道は岐阜県の大垣~樽見間34.5kmを結ぶ、第三セクター鉄道です。
以前から鉄道ジャーナルなどで写真を見るたびに、行ってみたいと思っていた路線でした。

過去には客車列車や貨物輸送も行なわれていましたが、現在では単行のレールバスが往復するだけとなってしまいました。しかし、この路線に在籍するレールバスは経歴、外観、仕様ともにどれも個性派揃い(個人的には)で、新型車に混じって残り少なくなった「LE-CarⅡ」も現役で走っており今が旬です。

そう思い立ち、樽見鉄道に訪問することにしました。管理人がレールバスマニア?ということで、今回は日当駅周辺に静態保存されているというハイモ180-202の保存車も併せて訪れることにしました。

ムーンライトながらで終着の大垣に降り立ち、樽見鉄道のホームへ向かいます。樽見鉄道は、6、7番線から発着しています。ホームに停まっていたのはハイモ295-315でした。まだ朝も早いせいか乗客もまばらの様子で、大垣を後にしました。


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まずは一日乗車券を買いに、本巣へ向かいます。一日乗車券には、うすずみ温泉の無料入浴券がついています。実は温泉好きでもある管理人、後で寄ってみようかと目論みます。

ここで反対からやってきたハイモ330-701に乗り込み、再び大垣へ戻ります。先ほど乗った下りとは違い、こちらの上りは高校生で座席が埋まってました。大垣~本巣間には高校が集中していることもあり、高校生の乗降で車内は賑わいます。以前に客車列車が運行されていたのも頷けます。ダイヤを見ても、朝の時間帯は大垣~本巣間で30ヘッドの運転が行われており、客車列車の不足分をカバーしているように思われます。

大垣に到着後、今度は形式写真を撮りに再び本巣へ向かいます。


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こちらは本巣機関区の脇に留置されているハイモ230-313。鉄道コレクション15弾のシークレット車両ですww
富士重工製LE-CarⅡとしては数少ない(というか唯一か?)乗降扉に引戸を採用しているのが特徴です。現在は本巣市のPR広告を全面に纏って活躍しています。樽見鉄道で最後の昭和製の旅客車ということで現在では予備車となっています。

今度は外に出て、機関区周辺を歩いてみます。


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機関庫内にはハイモ295-617がいました。もと三木鉄道のミキ300-105です。三木鉄道の路線廃止と共に、車齢の若かった3両のミキ300形は各地方私鉄へと売却されました。因みに-103は茨城県のひたちなか海浜鉄道へ、-104は三木鉄道に似た歴史的背景を持つ北条鉄道へ(フラワ2000-3に改番)、そして-105は樽見鉄道へとそれぞれ旅立ちました。

実は管理人はこの後に北条鉄道へも訪問したので、ひたちなか海浜鉄道の記事と併せて、第二の車生を歩むミキ300形全車についての近況報告?が思わぬ形で実現するかも知れません。北条鉄道の記事に関しては、近いうちに上げられたら、と思います。まずは、ブログの更新、ですね。


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本巣機関区を渡す跨線橋から機関区の南側を眺めたところ。これは訪問後に知ったことなのですが、廃車後に放置されていた客車・機関車は2011年10月下旬に解体されたようで、構内には建設関係のモーターカーがぽつんと佇んでいるだけで何もありませんでした。廃車体の状況を確認したかったこともあり、少々残念です。

このモーターカーについては別の機会に調べたことがあったのですが、出自・経歴などが殆ど分からず、謎が多かったことを思い出します。一体何者なんでしょうか・・・


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本巣機関区の北側です。この先から写真左に向かってセメント工場への引き込み線が延びていました。


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工場引込線の廃線跡です。後ろの方にはセメント工場らしき建物が見え、背後の山は採掘のためか、はげています。
管理人は樽見鉄道の分岐から100mほど歩いて断念しました(調査不足でした…)、

また今度、じっくり歩き通してみたいですね。


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こちらはハイモ295-315です。1999(平成11)年に登場した富士重工製「LE-DC」で、長良川鉄道ナガラ3形と同型車となっています。塗装は登場時から池田満寿夫氏がデザインしたものを採用しています。


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ハイモ295-315とハイモ230-313の連結面。両車は同じ富士重工製ながら、前者はLE-DC、後者はLE-CarⅡとなっており、車体構造が大きく異なります。その違いがよくわかる1枚です。


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本巣駅下り線で待っていると、大垣方面からハイモ330-701がやって来ました。ハイモ330-701は、2010(平成22)年に製造された新潟トランシス製NDCで、樽見鉄道の中で最も新しい車両です。登場当初から樽見鉄道カラーをまとっています。

朝方は列車の本数が比較的多いので、この後に来るハイモ230-314も撮影しようと、もう少し待ちます。


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40分くらい待って、ハイモ230-314がやって来ました。ハイモ230-314はハイモ230形の中で最も新しい1992(平成4)年製の車両です。モレラ岐阜開店時に「モレラ号」を名乗る現在の塗装に変更されました。樽見鉄道では定期的に体験運転会が行われており、主にこの車両が使用されているようです。

この列車は本巣止まりで、この後は機関区に回送されていきました。結局この日はこの車両に乗ることができず、少々残念でした。乗車はまた今度となりそうです。

この後にハイモ295-516が来るようなので、本巣で更に粘ることにします。


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こちらはハイモ295-516です。2005(平成17)年に登場した新潟トランシス製の18m級NDCです。エンジンや台車など、全体的にハイモ295-315のようなLE-DCの面影を残しているのが特徴です。

因みに管理人が訪問した8月31日は、当車とハイモ330-701が朝から日中にかけて運用されていました。

この写真を撮影した後、この列車に急いで飛び乗り、ハイモ180-202が静態保存されている「根尾川鉄道文化村」の最寄、日当駅へと向かいます。

本巣~樽見間は、今までの区間とは異なり、山々が深くなってきます。特に、転換後に開業した神海から先では人家が殆ど見当たらなくなり、高架線、トンネル、鉄橋を車窓から望むことができました。

車窓を眺めているうちに日当駅に到着。駅に降り立ったはいいものの、そこから先はアドリブです(笑)

というのも実は、駅からのアクセスが全く分からないのです・・・訪問前に事前に調べておいたのですが、公式ホームページらしきものを見回しても駅からのアクセスは載っておらず、分かったのは「日当駅徒歩5分」という情報だけでした。駅に降り立てば案内らしきものがあるかと思ったのですが、何もありません。こうなったら勘を頼りにとりあえず歩いてみます。

というわけでまずは、駅から3方向に分かれている道のうち、最も人気のありそうな集落へ繋がる道を歩きます。しかし15分歩いてもそれらしき建物は見当たりません。ここで思い切って諦めて一旦駅に戻り、今度は来た道とは反対側の道をたどることにします。汗をかきながら来た道を戻ります(この日は暑かった~)・・・


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駅周辺はこんな感じです。ホームと線路は写真左の青々と茂る木々の向こう側にあります。日当駅はトンネルと鉄橋に挟まれたところに立地しており、トンネル側へは2方向、鉄橋側へは1方向それぞれ道が分岐しています。今度は写真に写っている、鉄橋側へと延びる道に沿って歩きます。


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この道の先にきっとある、と信じて山際沿いの道を歩きます。それにしても、こんな山奥に保存車なんてあるんだろうか・・・と本気で思ってしまいます。


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歩くこと5分強、家の奥に佇む青い車体を発見、苦労が報われた瞬間です!!

偶然にもハイモの所有者と思われる方が近くにいたので、許可をとってから写真を撮らせてもらうことにします。汗だくになりながら撮影・観察に専念します。ありがとうございました。
(後日地図で調べたところによると、この辺は「根尾宇津志」という集落だそうです)


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こちらがハイモ180-202です。富士重工が国鉄転換線区向けに開発した12m級「LE-CarⅡ」の2軸レールバスで、樽見鉄道にはハイモ180-101(クロスシート)とハイモ180-201、-202(ロングシート)の3両が在籍していました。-202の廃車をもって、樽見鉄道からは全車が撤退しましたが、早期に廃車された-101は有田鉄道へ譲渡、-202は廃車後にこちらで静態保存されています。

若干塗装が色あせているものの、屋根が設置されており保存状態は比較的良いのではないのでしょうか。鉄道文化村と名乗っており、他にも展示物があるのかと思いましたが、ハイモだけのようでした。

模型ではトミックスがM車とT車(トレーラ)、M+Tの2両セットで販売されています。それにしても樽見鉄道って模型の製品化に最も恵まれている第三セクター鉄道なのではないでしょうか。特にトミックスの製品展開は素晴らしいもので、レールバスは先に述べたハイモ180形のほか、ミニカーブレール対応車としてハイモ295-315、トミーテックでは鉄道コレクション15弾の通常品(ハイモ230-301)とシークレット(ハイモ230-313)の2形態と、一時期の樽見鉄道が再現できるくらいに充実しています。客車、機関車についても、樽見鉄道色のオハフ500形2両セット(トミックス、今や骨董品?)やTDE10形(トミックス、限定品)、さらにはTDE11形+14系座席車(マイクロエース)までリリースされています。ハイモ295-315以外は1回生産だったり昔の製品だったりで、全てを集めるのは至難の業ですね・・・

この辺で軌道修正(笑)模型記事が進まないだけに、こういう機会に便乗して模型の話題も挟んでみました。

次の列車の到着時刻が迫ったところで、日当駅に戻り、樽見行きの列車に乗り込みます。汗だくだく+せっかくなら、ということで1日乗車券に付いていた入浴無料券を行使し、うすずみ温泉へ行くことにしました。


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樽見駅に到着。樽見駅は以前、不審火によって駅舎が全焼していまい、現在ではご覧のような駅舎?になっています。
ここからうすずみ温泉までは無料の送迎バスが定期的に往復しているので、そちらに乗り込みます。


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うすずみ温泉に到着。1時間半ほどのバスの折り返し時間を利用して温泉に入ってみます。

温泉はとても綺麗で、さくら色やレモン色をした湯の他に、樽を使った露天風呂など個性的な湯船が幾つもありました。色んな湯船に浸かり比べをしているうちにあっという間にバスの折り返し時間になってしましました。

個人的には、もう少しゆっくり浸かりたかったかなあ・・・

この後はハイモ330-701に乗車して、モレラ岐阜にも立ち寄ってみました。

ハイモ330は訪問中に何度か乗車しましたが、ラインフロー式の冷房吹出口、フルカラー液晶ディスプレイの運賃表示機など電車に勝る劣らずの内装でした。また、走行中も揺れが少なくエンジン点検蓋がないために静かで、とても快適な車両でもありました。乗った印象は、関東鉄道キハ5000形にも似ていました。



と、以上のような感じで樽見鉄道は終了です。
1回の訪問でやり切れた感じではないので、また今度訪れてみたい路線です。




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